“余命”系の作品はできる限り避けて通ります。辛過ぎるから。でもこれは避けて通れないフランソワ・オゾン監督。
やけに早い死期を悲観的にも捉えていないし、無理矢理に感動させようとする罠も伝わってこない。
死は生の一部。
自分にとって大切なことを見つめ、ゆっくりとすくい上げていくような、そんな作品でした。
主人公が自分らしくあり続け、全ての苦しみが無かった頃へ帰っていく。静かなラストも心を掴んで離しませんでした。
最近よくお話しさせていただいているクセモノ女子達、KUUちゃん&潮騒ちゃん。観るキッカケをくれてありがとう。