何の為に作ったのかな? と。
溜め と 貫禄 で圧倒するフリードキン監督版とは比較対象にすらならないかな?
悪魔憑きメイクは踏襲してたけど、暴れっぷりは些か地味だったね。
サブリミナル的細かいショットを積み重ねたシーンも何が写っているか解らず意味不明だし。
あれだけ手強かった悪魔が、無神論者&素人&異教徒の集団除霊で、何だか解らんけど信じる力で勝っちゃったらしい苦笑的エンド。
アイデアとしては面白かったろうが、『エクソシスト』以外でやった方が活きたかも。
名を馳せた作品の続編には、オリジナルに負けないだけの個性とかパワーとかアイデアとか、諸々必要なのだろうが、今作ではソレが、「憑かれた女の子が2人」「対抗するのが除霊集団」というアイデアだけじゃ弱かった印象。
結果的に、ジョン・ブアマン監督の『2』の方が意欲的で、個性的で、妙な魅力タップリで、印象的な続編になっていた。