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悪は存在しないのoaのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

薪割りのシーン、スコーンと薪の割れる音が軽快でずっと見ていられるなと思った。薪割りがうまく行かないシーンは逆に俳優さんのフィジカルの良さを感じた。
雪の白と枝の黒のコントラストが美しい、絵画のようなカットに心が穏やかになった。ダウンジャケットの青と辛子色の手袋の色合わせもかわいかった〜冒頭の木の枝から空を見上げるシークエンスも綺麗だった。だるまさんが転んだの横移動のカメラのシーンも良かったし、横移動ワンカットで花ちゃんと合流しておぶるシーンもとても印象的だった。

濱口映画の会話劇大好きだ〜〜映画館で見たからクスッと笑えるようなシーンもあって一体感が楽しかった。
物語は担当社員の心情が一番共感できたな…現地住民と上司の意見に板挟みになってるところ胃がキリキリした。それでも可能な限り対話をして誠実に対応しようとしていたのが偉い…。

ラストは一体どうなってしまったんだろう…。モヤモヤしてパンフレットを買ったけど特に解消されなかった。
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