毎回濱口監督の作品はテキストに変えるのが難しい。
だからと言ってお土産はタップリで、嫌いじゃない（むしろ好き）し、この感じなんて言ったらいいんだろ？。
自分の気持ち書くつもりでいるんで、あんまり影響受けないように書く前はパンフくらいにしてなる早で書くようにしてるんですが、今回ホントに言葉が見つからないしパンフに監督も「見たままで…」とか書いてるし、そのまま夜になったゃって『ゴジラvs コング…』の新作（思考停止して楽しい映画）なんて挟んじゃったせいで、本作もそう楽しめばいいの？とか考えたり、結局「あー、監督がおっしゃるようにこれをテキストでまとめるのはやめよ。モヤモヤしたままにしとこ。」と今に至ります。
見るまでは『理想郷』みたいな話かな？とビクビクもしてたんですが、濱口監督らしいパーソナルな感情のお話は期待通り。物語に出てくる“グランピング事業”はこの映画の製作そのものとメタにも取れ、だからこそしっかりとしたプロダクションも感じられて安心できて好感触でした。
今回、石橋さんきっかけでのお話のようですし、濱口監督の『ドライブマイカー』の“ホントの次”はこの後だと思います。
『偶然と想像』のが好きだけど、この映画も好きです。
