摺り脚

猿の惑星/キングダムの摺り脚のレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.5
 
 期待以上に楽しい!、いや全く期待してなかった。
 前の三部作をちゃんと踏まえつつ何百年後にしたのは大正解で、いい感じで引き継げてるし、これから始めてシーザーの話に戻るのも全然アリの優しい設計、さらにオリジナルシリーズにも目配せが効いててシーザー三部作で物足りなかった「猿の惑星とはなんぞや」が解ってる。最初から西部劇みたいにシンプルで丁寧に基本的な展開が面白いだけでなくよく出来てる、いやよく出来てるからこそ面白く感じるのか?。

 そりゃ重箱の隅を突きたくなるようなところもあるんだけど、要はそれを上回って面白きゃアリなんだよ。

 オリジナルシリーズ大好きおじさん的には、
 『このタイムラインでこの後もあっち行ったりこっち来たりジャンジャンやっていいから、この何千年後くらいの「シリーズもうやーめた」っていう最後の最後には“あの状況になって”もらって、ラストシーンで“テイラーの宇宙船”が降りてくるんだ!』
 …と妄想して観ると10倍面白い。


 追記
 BLACK HOLEでみんな「コバルト爆弾出るかー?!」って盛り上がってたけど、僕は見ながら「今回は出るなー!まだ早いー!」って思ってました。
摺り脚

摺り脚