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悪は存在しないのTMKのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

はなを探し始めたあたりから口があきっぱなしになっているのを自分でもわかっていたけど、閉じられなかった
心臓の鼓動が速くなっていた
映画が終わり明るくなり席を立った時、上手く歩けなかった
足が震えていたから

自分でもわからない
何故このようになっているのか、自分でもわからない
凄い映画体験だった


5/6追記
夢に出てきた。改めて自分にとって強烈な体験だったんだと思った。
神奈川のテレビのインタビュー映像を見た。監督が、「あの自然の中でタイトルが出てきた」と言っていて、納得しかないし本当それが全ての映画だなと。
また、この映画に対して演技が下手というネガティヴな意味での意見があるそうだが、監督は「最高の演技が撮れた」と言っていたので、観た人が演技が下手だと思ったとしても全て演出や監督の思う通りだという事。それを含めた表現だと言うこと。
主演の方(元々ドライバーだったスタッフの方に主演の声をかけたとのこと。映画監督でもあり演技は初のよう)の演技とても好きで、絶妙な違和感や台詞回しが凄く印象に残るし、好きだった。
また「音楽のような映画」というのも、CDアルバムは何回も聴きますよね?そういう映画ですと言っていて腑に落ちた。

あと巧が、花ちゃんを学童に迎えに行くのをいつも忘れてしまう、夜の集まりの予定も忘れてしまう。うどん屋さんのご主人に「忘れすぎですよ」って言われてて、凄い気になった。
忘れちゃうから花が1人で帰る事が続く。それが最後に繋がる。
あと気になったのが、最後みんなで森の中探す時真っ暗で懐中電灯で照らして探してたけど、巧と高橋が花を見つけた時は電灯なくても大丈夫だった。
時間どうなってるのだろう。
花を見つけた後にも巧は言わないで、他の人達は花を探し続けてたんだろうか。
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