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悪は存在しないのKAOのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.3
2024年劇場観賞15本目

私事だが、ここ最近
これからの生き方について
常に考察している。

今年の1本目に「PERFECT DAYS」を観て
シンプルに生きることに目覚めた。
そうするとシンプルに生きている人たちに出逢ったり、震災後の能登に行って自然との共存について考えたり、その時、泊まった「さか本」という、エアコンもテレビもWi-Fiもなく、蛇口からは水しかでない。それでも最高の贅沢を味わえる湯宿の在り方に共感したり、、、

その延長上に「悪は存在しない」という
映画もあったことに自分の中で驚きながら
その自然描写の中にうっとりと
身を委ねながら観賞していたら

目の前に「髙橋」という現実がっ。

ごめんなさい。髙橋は私です( ; ; )
分からせてくれてありがとう。

いいタイミングで出逢えた映画だった。

高速道路での髙橋と薫の会話劇は
秀逸!上手いなあ。。
髙橋が良かったのはもちろん、
薫も全く違う畑から
芸能界のスタッフに興味を抱いて
やってきたという感じが
見事に出ていて面白かった。

生き方についてはやっぱり
無関係ではいられない側に
行きたいので
スモールステップで精進します。

カメラや音楽が黒沢清っぽい
と思いながら観てたけれど
師弟関係だったのですね。

ラストに関しては、
もっかい誰かと観に行って
談義したし!
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