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正義の行方のKAOのレビュー・感想・評価

正義の行方(2024年製作の映画)
5.0
2024年劇場観賞14本目

映画「FAKE」を観て以来、
ドキュメンタリーの映画監督として
私が心酔する森達也監督が

「とんでもない作品を観ている。ここ数年、いやもっと長いスパンにおいてこれほど完成度が高くそして強く問題を提起するドキュメンタリーは他にない」と言わしめるって!?
と、思い観賞したが、

凄かった!!!!


いったいこれは冤罪事件なのだろうか
終始頭の中がぐるぐるぐるぐる
証言者が変わる度に思考が右往左往。

最後に西日本新聞の記者が
死ぬ前にあの日の朝あった真実を
見せてほしいと言うが、
その気持ちが痛いほどわかる。 

冤罪かもしれない事件に
自分が深く関わり
真相が闇のままだったら
死んでも死に切れないだろう。。。
 
それにしても

正義という意味では
最も正義感を持ち 
フェアでなくてはならない
この国の司法は
明らかにおかしい。

もっと審理を尽くすべきと思う。 

棄却されてしまうのは

やはり

不都合な真実だからか。

もし冤罪だったら
早過ぎる死刑執行は、
司法制度の根幹を揺るがすから?

JAL123便の事故(事件)で
ボイスレコーダー開示を求める
遺族側の請求を
ずっと棄却してるのと同じ?

真実が闇のままでないと
まずいのですよね?
ということに尽きると思う。

腹立たしい。
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