このレビューはネタバレを含みます
予告を見た時に、タイトルと自然の映し方がとても美しく惹かれて鑑賞。
悠々と流れているのに突然バツっと切られる音楽と、生活を覗き込んでるような、カメラが仕込まれてますよ、みたいな画角とワークが印象的な映画だった。
自然に寄り添う人。
自然と人間の橋渡しをしようとする人。
いけいけドンドン都会から来たグランピングのパイオニアもどき。
これが主要構成要素。
物語の主観は自然(おそらく)
淡々と進んで行っているはずなのに、なんかあれ?噛み合ってる?この人たちはきっと交わらない存在なんだ…ってなって行くそこはかとない怖さ。
既に見た人たちのラストが謎すぎるという前情報があったけど、例に漏れずラストが難解すぎて見事に突き放されたな。
それはきっと私が主観の自然側ではなく、土足で踏み込んで行く都会側の人生を歩んでいるから。と思う。
久しぶりに監督が何を思っているのか、ちゃんと知りたいと思ってパンフレット買った。
本当の話か分からないが、監督が上映する映画館を選んでいるらしい。
作り手が見せる場を選ぶのも大事よね。
先に書いたように、私は都会側の人間だろうから何度見ようがこの映画を理解できないかもだけど、もう一回見たら捉え方が変わるかな…
自然との共存は、全てはバランスが大事。
川の上流で起きたことは必ず下流に影響する。