このレビューはネタバレを含みます
ワンカットがどれも長かったり、まるで音楽のための映像のようであり、不穏でありながらも決してあざとさがない。
技術的なことは全くわからないただの素人の私でも、これはすごいものを観ているのだというのはわかる。こんな映画観たことない。終始引き込まれてしまった。
劇場もとても良かった。初めてのル・シネマ渋谷。全員が作品に没頭していることがわかる。
ラストが衝撃すぎて、思わずパンフを購入。🦌×花のシーンは夢だったのか。花は亡くなったのか。なぜ高橋の首を締めたか。
全て明確にすることは野暮だとわかっているのに、あまりの混乱に監督が何を考えているのか少しでも知りたくなるこの矛盾。
ガス抜きのためだけに開かれていることがひしひしと伝わってくる説明会。怒りと諦念が半分ずつ自分の中を満たしていく。もうダメキレそう溢れそう。となってからの社内会議の様子と車内のシーン。高橋を見る目がガラッと変わってなんとなく怪物を思い出してたら、ロケ地の諏訪市は怪物でも使われた場所らしい。お〜。
とにかく怖い。すごく怖い映画だよ。。。
