長野でグランピング事業を立ち上げようと計画する芸能事務所の担当者が、地元の人達のやり取りする話。
開発に反対する自然を守る住民VS企業。
そういう構図の話かと思った、いや確かにそういう部分もあるのだが。
映画は予想外の、いやある意味想定内の展開をして突然終わる。
ふつうに観ていて面白いが、結構この映画タイトルが観るハードルを上げているのではないだろうか。
管理者がいない夜中火事になったらどうするんだ、と話し合いの後。
今の映画には珍しい、つまりは意味があるであろう、喫煙の描写が盛んにあり、吸殻の行方にドキドキした。
そんな不穏な空気が漂いつつ。
映画の中の木々や霧は自分の中の山歩きの記憶を呼び覚まし、心地よかった。
個人的には、担当者2人の車中の会話と、うどん屋の会計に至るまでのシーンが面白かった。