予想以上に面白かったかも…！キャッチコピーに「ダークヒーロー」とあるけど、アクションが前面に出たヒーロー映画という訳ではなく、1人の男の犬と共に生きた壮絶な人生を描くヒューマンドラマの要素の方が強い。
ある日の夜、1台のトラックが警察に止められる。乗っていたのは1人の女装した男と数十匹の犬。
拘置所の中で精神科医を相手に男は犬と共に生きた壮絶な人生を語り始めるのだった…と言うのが大まかなストーリー。
この映画に登場するワンちゃん、可愛い一面もあれば賢い一面もあって更に怖さと頼もしさも感じられる…というワンちゃん好きには堪らない映画。出演してるワンちゃんみんなしっかりストーリーに沿って演技しててホント賢い…。尊い…。
ストーリー自体は男の壮絶な人生を描いたもので雰囲気は重ため。惨たらしい少年時代の中で結ばれた男と犬の結びつき。彼らが危険な状況に陥ろうと絶対に男と犬の間で結ばれた愛情が崩されることはないという事が見ていて伝わってくるので暗い雰囲気の中でも確かな爽快感がある。
後、音楽も良い。Miles Davisの「So What」の使い方オシャレだな～。
