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ある閉ざされた雪の山荘でのhaseshoのネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

■Primeビデオ
■一言:良くも悪くも芝居がかっている。
■振り返ってみれば、終始どこか不自然というか、違和感というか…舞台芝居のオーディションという設定のせいだと思っていましたが、それにしても全体が芝居がかっているやりとりでした。
途中で犯人が分かってしまったとか、オチが予想できてしまったとかはありませんでした。3?4?重構造という仕掛けも凝っていて、出演俳優さんたちも、どちらかといえば好きな方たち。なのにスコアは伸びません(笑)。理由を考えると、どっちつかずな中途半端さを感じているからだと思いました。
ミステリーで、怪しい感じで進むのに、最後は仲直りして、生き続けよう!という感動モノにするという結末?…と思っていたら、最後の舞台ポスター(?)に、下半身不随になった役者をオーディションで落とした偉い演出家の名前が。あなたが落としたことが発端なのに、この舞台演出をやっちゃうの?てっきり新しい劇団としてやっているのかと思ったわ!さらにポスターをよく見ると、真相を解明した久我が、確か脚本家として載っている。他の方の考察を色々拝見すると、実は映画の最初から全部、下半身不随の事故も含めて“お芝居”だったんじゃないかと!!それも含めると4重構造になるという仕掛け。
その4重仕掛けを知っても、正直、面白い!とは素直に思えませんでした。その仕掛けによって、ミステリーさか、感動かどっちかに振り切ってもらえれば違ったでしょうか。一応ミステリーなのかな?…原作を読むとまた違うのかもしれません。このどっちとも考えられるし、逆に考えにくいし…という微妙さがむしろ面白さなのかも!
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