KokiM

ある閉ざされた雪の山荘でのKokiMのネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

モヤっと映画。原作読んでないからアレだけど、多分原作読んだ方が楽しめる。事件のトリックは本当に面白かった。殺人が起きてるのか起きてないのかのワクワク感は凄い。

なのにこんなにモヤッとするのは完全ハピエンだからだと思う。麻倉雅美を救うためにみんなが演技したのは理解できるけど、結局彼女の苦痛や苦労、与えられたものは何一つ解決してないと思う。全てを奪われたのに、唯一の味方にも騙された挙句謝られただけで本当に許せるのだろうか。個人的にはスッキリしない。せめて、最後に「ということを演劇にしてみました〜!」なんてことがなければモヤモヤも少なかった気がする。まるで夢オチのような、そんな終わり方が好みではない。

そして終盤のクローゼット付近での演技も気になった。一番盛り上がるところなのに、久我が棒読みのように感じた。

設定は本当に面白いので、一度は観る価値ある。そして原作読んだ方が良いたぶん。
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