REN

映画 マイホームヒーローのRENのレビュー・感想・評価

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)
3.9
てっきり漫画の劇場版かと思ってたらドラマあったのね。とはいえ一見さんでも観やすく作ってて有難かった。
ドラマ邦画の典型的なショボイ部分はあれどクライムサスペンスとして見応えのある2時間。佐々木蔵之介が作品の緊張感を、齋藤飛鳥が家族のドラマの完成度を高くする。
大きなノイズは宮世琉弥か。取って付けたかのような出番、大仰な人物背景、トンチキムーブ、所作の鬱陶しさ。ストーリー上必要な要素ってのは分かるが、それ以外の全てが邪魔。
そしてまさかのダークホース。佐々木蔵之介と齋藤飛鳥を目当てに観たら津田健次郎がいた。ヴィランとして余りにも強い存在感。ツダケンがキレッキレ。笑っちゃうくらいやけに演技が上手く、時々顔を見せる海馬社長。
そこそこ面白い作品に宮世琉弥が足を引っ張り、ツダケンがめっちゃ面白い作品に引き上げた。ツダケンで優勝です。
REN

REN