自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚(杉咲花)。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から "ムシ" と呼ばれて虐待される声を発することのできない少年と出会います。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていきます。。。
ストーリー構成も良いし、根幹にある "生と性" の描写も上手く描かれています。鑑賞する前からアンさん(志尊淳)の顎髭に不自然さを感じていましたが、中盤あたりで納得の展開が!同じ悩みを抱えている方は "髭は男性の象徴の1つ" と思うのか?実際に生やしている人を見たことがあります。でも何故だか不自然に思うのは私だけ?その不自然さを見事に演じています👏
杉咲花を筆頭に若手の上手い役者で組まれていますが、欲をいえばもう少し悲壮感が欲しかったところ…
同じ成島出監督の『八日目の蝉』と比べると重みは出しきれてないかなぁ~
ちょっと残念…