ラピュタん

52ヘルツのクジラたちのラピュタんのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.5
優れたバランスの感動作
泣きたい時に好適です!

ふつうの🐳は、10〜39Hzという低音で会話しているようですが、まだ誰も姿を見たことのない🐳(52 Blue)は、なぜか52Hzというやや高い音で歌うようです…

杉咲花の旬の魅力💐が堪能できます
それに!
志尊淳の輝き🤍に触れて心に刻まれることでしょう

思わぬ収穫だったのは、志尊さん
彼のファンでもなかったのですが、隠しきれないオーラが…とても沁みました

脇を固めるのは、
余貴美子でなければ、の圧巻の演技
重層的な人格を匂わせる氷魚さんの逞しさと弱さと
そして、ふと見せる
温かみの懐が深〜い倍賞美津子の存在感

(役者さんは皆さん、それぞれの良さが生き生きしていました…難役ばかりでしたが)

また、このシリアスな作品を哀しさと胸騒ぎだけに陥らせなかったのは
明るいキャラの小野花梨の活躍であり、
西野七瀬の変化球のおかげでもあるのでは🌈

とってもバランスを保つことが難しい作品かなって思うのですが、素晴らしい成島監督の手腕と籠井さんらによる優れた脚本の妙で、ハラハラしながらもとても素直に感動を味わえる作品になっていました

今年の主演賞は、お二人で決まり‼️とすら感じました🌱

(この先に役所さんやサクラさんか宮沢さんの出演作がなければ…😅特に杉咲さんは指定席へどうぞ👏)

大分でのロケ、方言の心地よさも魅力的でした

52Hzの🐳の孤独って……💧……と
少しでも惹かれたあなたは、きっときっと必見ですよ!


心に残って、きっとあなた(老若男女、とくに若者)を永く支えてくれる作品の一つになるはずです!
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