ロニー・サンダール監督デビュー作。
ノルウェーに仕事を探しに来るスウェーデンの貧困層の女性の話。ほぼ想像通りに進むが意外な結末の映画だった。
途上国や政治的に不安定な国からの移民労働力搾取の話はよく観るが、これは北欧同士のスウェーデンとノルウェーの話(もっと辿ると違う国からの移民かもしれないが)。
90年代スウェーデンは国家財政が破綻寸前まで行っていて、これはどうやらそれを引きずる時期でありノルウェーのほうが色んな面で優位だった時期のドラマのようだ。
スウェーデンとノルウェーの微妙なパワーバランスと関係を描いていて興味深い。
監督のロニー・サンダールはスウェーデン人。
スウェーデンからオスロに仕事探しに来ているディノはレストランで仕事が決まるも腕を骨折し働けず、代わりにレストランオーナーのステファン宅でベビーシッターをすることに。
ステファンの妻は海外で仕事をしていて長期にわたり不在。
たぶんこうなるんじゃないか?という方向に進むが、ステファンとディノの許されぬ関係やステファンの長女イーダとの予期せぬ友情もあって最後までどうなるのか気になってしまうやつ。
そして意外な結末を迎えた。
結果オーライなのでは?とも思うがそう単純でもないところがモヤる。
主演のビアンカ・クロンロフがとてもアリシア・ヴィキャンデルっぽかった。
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