NaokiAburatani

コンクリート・ユートピアのNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)
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人として死ぬか‥本能に従って生きるか‥
ゾンビがいなくても怪獣が出て来なくてもワンシュチュエーションだけでここまで話を展開できるんだから、制作陣の本気が垣間見えた。

悪いことはしてないはずなのに、罪悪感だけが重なっていく‥これに尽きる。
超展開以外の想像できる酷いことが全部起きた。
見たくないものは見ないようにしてるし、信じたくないものは信じないようになってるのが「普通の人」なんだから有事の際に自分の価値観貫けてて正気な人はある意味で異物となってしまうのは辛いところ。
家族を守るためにしていることで家族から詰められるのはお約束だけど、これもお辛い。
権力やら格差やらがテーマになってたのは韓国社会も相変わらずということなのか。
季節を冬にしてくれたのは良かった‥夏になったらさらなる地獄となるんだろうな‥

フュリオサからひと足お先にマッドがマックスで楽しめた。
ラジオか無線で情報収集するシーンがあっても良かったと個人的には思ったりして‥
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