たわーりんぐいんふぇるの

フランス映画のようにのたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

フランス映画のように(2016年製作の映画)
3.6
シン・ヨンシク監督の全4話オムニバス。
それぞれの面白さが違う幕の内弁当みたいな作品。
【第一話】タイム トゥー リーブ
末期ガンを患ったお母さんは財産を処分し、4人の娘を呼び集め「あなた達と幸せな時間を過ごしてこの世を去る」と言い、いきなり聞かされた娘たちとの3日間が始まる。
4人姉妹それぞれ違うキャラクターが面白い、結局女五人集まればって話は、息子であろうと立ち入れない母と娘の物語。
眼の前で安楽死を実行しようとする母を前にした娘たちに、最後の話を始める。個人的にはこういう迎え方もあっていいと思う。
イ・ヨンナンの深い演技が光る。

【第二話】ビールを売るお姉さん
ビールを売るお姉さんが好きな2人の男がいて、嫉妬する女がいる。
1人の女に2人の男がチャレンジするが相手にされない。

【第三話】リメイニングタイム
カップルの男女がある日、突然に、何でもお見通しの占い師に偶然出会い、一緒にいると死ぬ、残った時間は100日しかないと言われる。
それもニコニコ顔で。
要は一緒にいるとは?って話。
ソイとチョン・ギョンスが面白い。

【第四話】フランス映画のように
女を好きになった兄に冷静に分析しアドバイスをする妹。
しかし女は思い通りにならない。
はじめは何の事かわからんかったけど、ここが分かれば話は見えてくる。
男は女にとってカモなのか、男友達の一人なのか、片思いなのかどうなのかを真剣に考える。
とにかく妹のが面白い。
落ち込んだら献血するって、400mLなら年に3回しかできんよ。

無駄をそいだオムニバスは面白い、今回は3勝1分かな。
あと、エンドロールに各タイトルが上がってるけど、シーンタイトルを入れた方がよかったかな。