4期まで「ハイキュー」をアニメで楽しんできた私。
しかし以降が劇場版で製作されると知った時「どう考えてもカットされまくるだろ」と不安感を抱いた。
その結果「もうこれ期に原作を楽しむしかない」と全巻を一括購入。
そして現在、その原作はまだ一度も開かれていない。
という状態の私です。
今回の「劇場版1本で音駒編をやる」と聞いた時、予感が的中したと思いました。
果たしてそれで自分は音駒編を100%楽しむことができるのだろうか。
「初めて見る」という体験は一度しかできない貴重なもの。
やはり劇場版は見送るか…と悩んでいたある日、私は気づきました。
「そもそも原作を読んでいないのでどこがカットされているのかもわかない」と。
という訳で見てきました音駒戦編。
久しぶりに黒尾鉄朗を見たら「俺たちは血液だ」だの「おチビちゃん」だのオタク女子みたいな言い回しばかり使うので「黒尾は学校で密に引かれているに違いない」と思いました。
しかしその後、研磨が日向と影山に対してクソデカカプ厨感情のような物を持っていることが分かり、そっちの衝撃が大きかったです。
作品としては、劇場版としてクオリティを上げる為に原作を刈り込んだんだな、という印象。
その代わり驚きの作画クオリティ。と思いきや、ところどころ4期のコロナ禍クオリティの絵があった為「やはり元々5期はテレビアニメで作っていたけど途中から劇場版にシフトしたのか」など制作進行への想像が広がり試合に集中できませんでした。
しかし終盤にもなると、アニメでしかできない圧巻の主観ショット。
そして「スローモーションにセミの声」というオタク激エモドリーム演出に感激。
EDを聞きながら「SPYAIRの新ヴォーカルは結構前のヴォーカルに寄せてるんだな、まぁ、そうなるよな」などメタ的なことばかり考えてしまい、すっかり大人になってしまった自分に切なさを感じたのでした。
まぁ、そもそも原作早く読めよってことですよね。