このレビューはネタバレを含みます
とにかく全てが眩しくて困る。
「もう一回が無い試合」烏野vs音駒
映画館でこの試合が観れる時点で最高だった。
選手入場の時点で、烏野のメンバーがここまで来れたことが嬉しくて嬉しくて、涙が出てしまう。
研磨の視点で進んでいくことでこちら側の没入感も高くて息を呑むシーンの多いこと多いこと。
はじめは決して好きなわけではなかったバレーを研磨が心の底から楽しんでいて、それを見た黒尾や日向も楽しくて、皆本気でバレーに向き合っていることが伝わって、眩しくて嬉しくて、涙が止まらなくなる。
黒尾はきっと研磨や月島がバレーを楽しめるようになったところを見て将来の仕事を決めたんだろうな、バレーっていいんだぞ。楽しいんだぞ。って一人でも多くの人に知ってもらうことを選んだんだな。とそんなところまで考えてしまってもう胸がいっぱいになった。
何よりも良かったのは試合が終わった後の音駒の皆の顔。
何の後悔もない顔をしていて、それって「あの時ああしていたら」「もっとこうだったら」とかそういうのがないくらい、全力でバレーをしていたからだと思う。
そして烏野を認めているからだと思う。
もちろん悔しくないわけないけど、それと同じくらいやりきったと思えるからこそあの顔ができるんだろう。
皆がいい子すぎて、偉いなぁ、かっこいいなぁってずっとキラキラ眩しかった。
まだ二月だけど、今年観た映画の一位は間違いなくこれだと思う。