シアターセブンにて鑑賞。
先に東京で公開され好評を博していた本作。
いよいよ待望の大阪上映である。
クラウドファンディング支援者の一人としては、実に嬉しい限り。
クラファンリターンで台本を先にいただいていたが、おそらく大どんでん返し的なものが用意されているのではないか、と思い、本編観るまでは封印していた(笑)
続いて、ネット試写で一足早く本編を鑑賞したが・・・大どんでん返しどころか、こちらの予想を遥かに超えるエンディングに驚愕したものだ。
とともに、早く暗闇の中に身を沈めて、スクリーンで本編に対峙したい強い要求に駆られる。
そして、それがついに叶った。
今や珍しくなった「序曲」から始まるというスタイル。
そして、とある廃墟で繰り広げられる、人間の飽くなき欲をテーマ(と僕は捉えた)に描かれる本作は、先にも書いたようなエンディング(具体的なことは是非、本編を観ていただきたい)を迎える、珍作にしてエンターテイメントにして、う〜ん、なんと言ったらよいのか、カテゴリーに嵌めるのが難しい、というか、映画(窒息)という、唯一無二のジャンルの映画。
僕なりの解釈をさきほどつらつら書いて、パンフを読んでみたら、いやいや、僕の考えなど及ばぬくらいに、この映画の脚本・監督した長尾元さんの本作に込めたものは大きく深い。
なので、つらつら書いた解釈は敢えてここで挙げない。
だって、僕の解釈なんて小さい小さいと思い知らされたので(笑)
もし、本作を観て、これ一体何なのだ？ と思った向きは是非、パンフを読んでいただきたい。
それでも、タイトルこそ映画(窒息)だが、観た人だけの解釈ができる、自由な映画だと言えるし、何より観ていて楽しい。それが最大の魅力である。
主演の和田光沙さんをはじめ、セリフがないという状況の中で、より演技力が要求されるが、見事に全うされた演者さんたちも素晴らしい。
舞台挨拶で登壇された長尾監督とも、あれこれお話させていただいて、以前にも増して本作への愛着が深まるとともに、敢えて伏せるがプライベートなことでサプライズもあったり(笑)で、なんだかとっても嬉しかった。
