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アイアンクローのTKTKCのネタバレレビュー・内容・結末

アイアンクロー(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


ザックが好きで、プロレス嫌いじゃないから
試写会行ったけれど、
ちょっと思ってたよりズッシリした。


『呪われた一家』と呼ばれた『鉄の爪』
フォンエリック一家の最強を追い求めた
栄光と陰の真実の物語。



ザックよくやったこの役。
なんかこう、ぐってくる話だし
役どころ、今や幸せで大家族で安心してるけど
そこまでいくまでの心を考えると
しんどい。自分にも仲の良い兄姉がいて
家族が仲良くしてるから余計に
当たり前にいた人が『目の前』からいなくなる
助けられなかった。って
想像しただけでも辛い。

プレッシャーって
人を強くもするし弱くもする
抗えない重さなんだなって。
平凡が幸せかは分からないし
当たり前が当たり前じゃない人生も
あるわけで、

悲しい時に涙を見せないのが強さ。
それがいいっていう教育で
涙が出なくなるってある事で
そんな中で子育てをした奥さんも
涙、絶望感、喪失感、感情が渋滞してしまう

家族って色々な形があって
その中で産まれて育って『自分』ができていく
産まれて育った『輪の中』って
一つの世界だからそれが全てになるのは
わかる。だってそこの『繋』が無かったら
自分は存在しないわけで。

思い返しても、しんどいしきつい内容なんだけど、こう言う人たちが時代を築いてきた
んだなって考えると深い。

見てよかった。

お母さんもお父さんも
『兄弟で話し合って』って言うけど
それができなくなったケビンを
考えた事はあるのかな。
お母さんもお腹を痛めて産んだ息子たちが
ことごとくいなくなるって、、。

涙を見せたらいけない、ごめん

みんな泣くよ?
僕たちなんて毎日泣いてる!
パパの兄弟になるよ!

訳こっちのがいいと思うんだ、、、

一族の呪いじゃなく今は
大家族で幸せでよかった。って
物凄く感動する映画です。
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