トモヤング

アイアンクローのトモヤングのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
4.7
いやぁ~素晴らしかったですねぇ~♪大して【プロレス】というエンターテイメントに思い入れの無い自分の様な野郎の心さえも文字通り『アイアンクロー』で鷲掴みしてしまうかの面白さと言ったらばねぇー!傑作でしょコレは♪

何と申しましょうか…確かに兄弟の絆と親子の奇妙で複雑な関係を描いたエモーショナルな人間ドラマではあるものの変に暑苦しい“あざとさ”みたいなのが前面に押し出されてこないのが良かったですかね。
かといって実話ベースだからと斜に構えたかの冷めた視点でドキュメンタリスティックにも描いていないバランス感覚が非常に秀逸というか、アッサリ描く場面はアッサリ描いて深く描く場面は深く描いて見せるテンポの良い展開も相俟って見応えアリにも程がありましたYo♪

80年代アメリカのTV中継や空気感だったりを忠実に描いたであろう映像の質感も素晴らしいの一言ですし、何と言っても四兄弟の誰一人として【プロレス=父親】という呪縛から結果的に自ら逃げる行為に走らなかった所に主人公である“ザック・エフロン”兄さん演じる次男の「ただ家族と一緒にいたいだけ。」という言葉が重なり合い得も言われぬ感動に浸ってしまいましたYo…。正に最強にして最狂な家族でございましたねっ!

まぁしかし“ザック・エフロン”兄さんったら鋼の様に鍛え上げられた見事なボディに映える白ブリーフ姿といい…

ホント“童貞”にしか見えなかったYo俺は(笑)
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