BossDog

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のBossDogのレビュー・感想・評価

4.6
原作を全く知らずに鑑賞。このタイトルやフライヤーのビジュアルからなんだか不穏なで痛快で最高に面白い内容なのかなと勝手に期待。

突如、東京の空に現れた巨大な球体。そこから生まれた母艦が東京の空を見下ろす。母艦は凄まじい爆発を起こし東京の街を破壊した…。次々と小型の偵察機らしき飛行物体が東京の街に降りてくる…。そんな絶望と隣り合わせで今日も始まる1日。そんな絶望下の日常を描いた作品。

まず、感じたのはこの母艦の恐ろしさ。街を破壊し、人を殺めていく。発せられる音波による感染。母艦の恐怖は昨今のコロナ禍の不安を思い出す。

そんな絶望と恐怖に満ちた東京で、のほほ〜んと暮らす女子高生たち。門出とおんたん。この日常に付随するユニークさと知性の欠片がとても面白くて居心地が良かった。絶望×青春。交わらないはずのものが交わるこの体験が稀有で楽しかった。

そこから迎える一つ目の転換期。門出とおんたんが更に身近な絶望に触れながらも前を向いて歩く…そんな時に訪れるこの物語のもう一つの転換期。

「君、どこから来たの?」

門出とおんたんの過去…。

…?

…?

ん…?

そして東京の街に迫り来る侵略者たち…

続編へ…
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