クズパワーで東京に光を！
突如襲来する『インデペンデンス•デイ』を彷彿とさせる巨大宇宙船。停滞する状況と安穏な環境に危機感を失う人類。正体は知れぬが無害な存在に徐々に牙を剥く為政者。門出と凰蘭のふにゃふわな女子高生ライフに反比例するかの如くその世界観は不穏。しかして流れに身を任せているかに見えた二人の存在にも違う意味が…。
浅野いにお節炸裂。いい意味での原作改変(脚色)がなされている。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開と膨大なメタ的暗喩要素(…だと思う)。現実世界への同調性と風刺、ハードSFとわちゃわちゃ日常が違和感無く融合。
漫画的デフォルメ過多キャラクター造形及び表情が作品の持つ空気感を上手く創出している。真面目(？)な絵面だとこの雰囲気はでないと思う。素晴らしい。
ikuraさんとあのちゃんがハマり役。声優業外からの劇場版のみ声優投入には不安があったが蓋を開けてみれば二人の普段のヌケ感と対照的シリアスな演技が超いいカンジ(死語)。当たり前にくる毎日の中で起きる近しいヒトの喪失感と強がりの演技に…涙。
後章に期待☆☆☆大！！
追記
TARAKOさんが声あててたんですね。
ご冥福をお祈り致します。
