りょうすけ

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」

突如現れた地球外生命体に対して女子高生2人がどうアプローチするのか非常に気になっていたが、俺が思っていたよりずっと高次な話だった。
前半は地球外生命体がやってきてから3年後の徐々に取り戻しつつある日常を描いている。円盤状の母艦による日照権のデモであったり、待機中の汚染物質に過度に反応する人がいたりとコロナ禍を彷彿とさせる場面も多々ある。原作自体は2014年から始まっている様なのであまり関係ないかもしれないけど、この点は結構リアルでグロいなと思った。また、政府の計画により同級生が死亡した際には、登場人物たちは過度に反応することないが、どこかいつもとは違う日常を過ごすこととなる。この辺が劇的ではないけど、現実的なのかもしれないなと感じた。
中盤に地球外生命体との接触により現実とは異なる(またはこの現実が改変されたもの?)記憶のシーンがある。この辺りからSF味がより一層増し、どういうことかわからなくなるが、ここについては後章で明らかになるのだろう。
一本の映画として長さを感じないわけではなかったが、次々に訪れる展開で最後まで観れてしまった。作画も本来声優ではない主演2人も素晴らしかったので、後章が楽しみで仕方がない。
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