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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のryotaのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2ヶ月も待って、ようやく後章を観ることができました。すごい楽しみにしたので期待値爆上がりでしたが、観た感想としてはうん、まぁまぁかなと。前章ほどのワクワクというかぶっ飛んだ感じがあまりなくてきれいに収めてしまったという感じ。悪くはないんですけど、ちょっとだけ残念かな。

おんたんと門出が大学生になって、ちょっと大人になってきます。どちらかと言うとおんたんの中心に話が回るのかな、そんな印象で普通に大学生活を送って普通に恋愛感情を持ってキスシーンがあったりもします。ただ、世界戦はとんでもないことになっていることには変わりなくそこと並行して話が進んでいくのですが、世界の顛末と言うよりは侵略者を残虐に殺していく地球人の恐ろしさとかそっちのほうに目がいってしまって、主人公2人とその世界線との交わりがさほどないところがちょっと残念。大場くんと言う男の子が地球を救うために、母艦を墜落させないように奮闘するのですが、そこにはあまり主人公2人は絡まず、ただ大場くんを心配するだけみたいな。展開としてはきれいに回収しているような気もしますが、前回思ったような不思議な世界線とかあっけらかんと日常生活を送っている主人公2人の世界そのものの魅力というか、不思議な感覚が慣れてしまったと言うこともあってかあまり感じなくなってしまっていました。でも、母艦が大爆発を起こすシーンは圧巻で恐怖さえ覚えました。というか、そもそも残虐シーも含め、表現がかなり残酷でその辺の攻め方は凄まじいです。でもなぁ、、結局東京だけ壊滅状態になって、他は助かると言うのもなんかちょっと物足りない気もしてしまったし、どうせだったら主人公2人も巻き添えになって死んでしまってもよかったのではないかと思ったりして。なんとなく収めてしまった感じが見て取れてちょっと?でした。

ただ、アニメーションの作品としては前章も含めてかなり凄まじく面白かった。おんたんがちょっと大人になって少し恋愛感情なんかが芽生えたところなんかはかわいいし。もうちょっと門出の活躍も見たかったけどなぁ。大場くんじゃなくて門出が頑張ったりしたらよかったのになんて変に空想してしまったりして。もちろん物語の整合性なんか考えずに勝手な意見を言ってます(笑)。いずれにしてもほぼほぼお客さんがいない日曜日の劇場は寂しい限り。もっといろんな人に観て欲しいなと思いつつも、こんな残酷描写が続く映画になってしまったらきっと難しいでしょうね。テレビシリーズ希望します。
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