私はそもそも、この飛行機事故すら知らずに、アカデミー賞候補というだけで視聴。
それがとてつもなく長く感じた。いや、退屈なのではなく、辛すぎてしんどくてもう観てられない、という感情の連続で。
雪山での飛行機事故という突然不幸な出来事、さらに次から次へと不幸が襲う。本当に不条理でしかない。
彼らは、鍛えられた体と高い身体能力の若者達だったから、過酷な環境で生き延びられた。でもそれだけじゃなく、互いを思いやり協力し合い助け合い、まさに「絆」そのもの。
普通こういう環境下では、他人を押し除け、出し抜いて我先に、という輩が出てくる。生きるか死ぬかの場面ではある程度やむを得ないと思うのだが、ここにはそんな人はいない。
あくまで彼らは、皆んなと一緒に助かりたいと願っていた。ドラマチック過ぎず、でも明確に伝わった。
今、私はこれを暖かい部屋でぬくぬくと視聴している。食べたい物もすぐそこにある。なのに文句ばかり言っている。
なんて幸せなんだろう。
自分自身が恥ずかしくなる、、
