じょうパン

雪山の絆のじょうパンのレビュー・感想・評価

雪山の絆(2023年製作の映画)
3.6
アカデミーにノミネートされていたので鑑賞しました。正直映画としての面白さはあまり感じなかったですが、こういう出来事があったというのを後世に映像を通して伝えるというのは素晴らしい事だと思いました。

映画の視点として観たら、主人公やと思ってた人が亡くなってしまい誰目線で観ればいいのか分からないくらい視点が移り変わりするので人物自体にあまり愛着というかそういうのはわかなかったです。
また人肉を食べる決断をしたのは生きる為で仕方ありませんが、本人が死んだら俺を食べても良いよ言っていてもその人の家族がそれを知ったらなんて思うんだろうとは思いました。
最終的には家族と再会できたりしてハッピーエンドのような描かれ方をしていましたが、自分の子供が亡くなった親の反応とかを観たかったなと思いました。これは悲しんでいる人を観たいのではなく、助かった人がいる中で亡くなった人もいるというのを分からせてくれると思うので入れて欲しかったなと思いました。
ただやっぱり72日間も生き抜いたというのは凄いし、最後まで諦めない姿が良かったです。また映像も綺麗と言って良いのかは分かりませんが綺麗でした。
映画としてはあまりオススメはできないかなと思いました。

2024年 7本目
じょうパン

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