早逝した稀代の天才ロイ・ハーグローヴ。
図らずも彼の最期となったツアーを追ったドキュメンタリー。
とは言え最後に明らかになる理由でステージは撮影出来ていないし、彼の作曲した楽曲は使用できない。
この世に美しさだけを残して去った彼。
芸術としての音楽とそれに群がる価値を理解していない搾取することしか頭にない音楽ビジネス。
小学生から凄腕として知られていたロイは高校生の時からのマネージャーを信頼してはいたが、周囲からは悪く言われたマネージャー。
黒人は綿花を摘んでいるだけじゃないというくだりは悲しくなった。
ミュージシャンに愛され、スピリチュアルなロイはきっと今はコルトレーンやマイルスなんかとセッションしているんだろう。とでも思わないと切なすぎる。
おまけ
ホテルの部屋のTVに映るモドリッチ。