アメリカン・フィクションのkmiwのレビュー・感想・評価

完全コメディーと思い観てみると、意外にもシリアスな展開で、一体どこで笑ったら良いのだろうかと感じつつ観賞。

しかし面白くないわけではなく、普通にラベリングやカテゴライズから起こる悲喜劇をしっかり描いている。

だが最後。これでわかった。
この作品の皮肉さが、終盤にギュッと詰まっていた。

策士策に溺れる、という気もしなくはないが、このラストの軽やかさが逆に心地よかった。

相手の属性は重要だが、それが全てではないことを肝に銘じておかないと、コミュニケーションが台無しになるんだよね。くわばらくわばら。