家に帰ってからじわじわとくる感じ。
アンドリュー・ヘイ監督、やっぱりいいな。監督&クレア・フォイ&ジェイミー・ベル目当て。
古典でも多くあるように、日本人は幽霊、怪談って好きよね。私は子どもの時から好きだったよ。
そして、「孤独」という根本的なテーマは、だいたい誰にでも刺さるんじゃないかな？
ここからは超ネタバレ含みます。
私はどちらかというと主人公サイドだから、孤独まっしぐら(笑)(笑えねぇ)
ひとりは好きだけど、たまにどうしようもなく寂しくなるし、かといって人と深く付き合うのは面倒。愛って何？
結婚して子供いて、充実した人生を送っている人はつくづく尊敬します。
いま映画化されるなら、こういう翻案なんだろうな。「異人たちとの夏」原作も日本の映画も未見だが、主人公がゲイなのは新要素だろう。何でゲイ要素いれたのか？と考えてみたけど、やはりこれが2024年版のキモだよね。両親へのカミングアウト。
もしも、両親が生きていたら、どういう風に対話しただろうか？行けなかった旅行に一緒に行くことを想像したように、何度も何度も思い描いたことだったのかもしれない。
前に進む為には、置いてきた「過去」と向きあうことが必要。本当は、親ともっとたくさん話したいことや、一緒にやりたいことがあったよね。
両親とレストランで最後の会話、自分でもよく分からんままにブワッ…と泣いた。強烈な西日が差しててさ、向こうはカトリックだけど、極楽に行っちゃうんだな、って。
そして、ここで感動的に終わっても別に良いのだけど(笑)、ここから先は日本でいうところの怪談ですか？このオチはきっと原作もそうなんでしょうね。恋人だと思っていた人は実は会った初日に自殺？不慮の事故？亡くなっていたという…
で、ゾッとして終わると家族との別れの余韻台無しなのだが、少なくともこの映画には少しの希望や明るさが感じられた。
やっぱり、ホラーには愛が必要。
私、ドラマ「ホーンティング」シリーズ大好き人間だから、幽霊とか愛とか家族の話にぞわぞわくるんだよね。
個人的メモ。謎。
恋人までも👻だったってことは、両親の👻に会えたのも、恋人の霊パワーによるものってことだよね？
というか、あんな大きなマンションにそもそも二人しか住んでないって、主人公も👻だったりするの？
36
