このレビューはネタバレを含みます
ニコラス・ケイジが主演で、A24×アリ・アスター製作のスリラー。
予告編が魅力的で、前半はその期待値どおりに展開するのだけれど、後半はそれ以上のことが起きず、物語が失速してしまった。
前半は、夢に出る主人公は暴漢するなり、夢の当事者に好意的な存在だが、後半は悪夢でありトラウマとなる展開だが、基本、主人公は何もしていない。これは、切り取られたり、盛られたりニュースで、勝手に話題とされたり、一方で、第3者的な倫理観で一方的に糾弾されて、例えば、お店が閉店に追い込まれている現代社会を風刺しているメタファーとなっていることは理解できたのですが、後半失速したのは脚本というか、ドラマ性の問題かなという印象。出だしが面白かっただけに、少し残念でした。
2024年12月19日@MOVIX京都