おにぎり

眠りの地のおにぎりのレビュー・感想・評価

眠りの地(2023年製作の映画)
3.7
実話ベース。良作。
この手の法廷モノは、だいたい結末が決まっている。稀に見る感動の出来事があったに違いないから、映画にしようと思った訳で。そうなると、自ずと結末は分かってくる。そこをどう魅せるか、演出のあざとさやお決まりを如何に自然に、それでいて感激を持って観させるか。脚本の秀逸さは元より、監督の腕にかかっている。
ジェイミーフォックスもいつも通り良かったが、アメリカの田舎で実直に働いてきたトミーリージョーンズの役どころと彼自身がとても良かった。老いても気骨が有る男、と言えば、私はクリントイーストウッドかトミーリージョーンズを真っ先に浮かべる。トミーはそんな中にも親しみ易さが感じられて、心からいつまでも元気でいて欲しいと願う。両者の奥さまが、異なる特徴で両者ともアメリカ人の良いところを持っている素敵な奥さまだったので、久しぶりに落ち着いて鑑賞する事が出来ました。
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