たむランボー怒りの脱出

華岡青洲の妻のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)
5.0
市川雷蔵、高峰秀子、若尾文子という三人の演技。
エモーショナルなドラマであるにもかかわらず、登場人物の顔が能面のようであるのは照明のせいだけではない気がする。
表情を抑制した顔が放つ、その力にただ圧倒される。
それにしても若尾文子はいつもどこを見つめているのか。常に一点を、視線だけで殺すみたいな感じで見つめ続けるという演技。