BROOK

サンクスギビングのBROOKのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2023年12月29日
パンフレット:880円


人肉感謝祭へ、ようこそ――!


2023年の劇場鑑賞納め。

映画館のスタッフさんが「サンクスギビング」を「サンクスビギニング」と言っていました。
たしかに間違えやすいけど。。


イーライ・ロス監督作品を劇場で観るのは2018年の「デス・ウィッシュ」と「ルイスと不思議の時計」以来でしょうか。

いやー、、、凄かった!!!と言っておきましょう♪
人体破壊、ゴア描写の演出はやはりイーライ・ロス監督唯一無二のものかもしれない。


映画はマサチューセッス州のプリマスで保安官のエリックが感謝祭のパーティーに参加すべく、トーマスとキャスリーン夫妻の家を訪ねるシーンから始まります。

出迎えたのはトーマスが経営するライトマートの従業員であるミッチとアマンダで…

トーマスの娘のジェシカは継母であるキャスリーンと上手くいっておらず。


ジェシカは彼氏のボビーとともに友人たちと車で出かけることに。
途中、ライトマートでは感謝祭のセール目当ての群衆を見かけ、”特権”で従業員口から中に入れてもらい、買い物を楽しむ。

しかし、それが原因で群衆たちが店へと雪崩込み、複数の犠牲者が出る大惨事に。


1年後…
ライトマートでの一件で腕を怪我したボビーはジェシカの前から姿を消し、今はライアンと付き合っていた。

そんな中、ジェシカたちはジョン・カーヴァ―を名乗る人物からSNSでタグ付けをされてしまい…

そして、大惨事の発端を作ったひとりのウェイトレスがジョン・カーヴァ―のお面を付けた人物に惨殺される事件が発生するのだった…。


作品的には「スクリーム」シリーズや「ラストサマー」シリーズをゴッリゴリに残酷描写のみをパワーアップした作品といった感じだと思います。

人体破壊描写の凄まじさにも目が行くものの…
ストーリーはジョン・カーヴァーが一体誰なのか、、、という犯人を捜すサスペンスものでもある。
ま、この辺りはちょっとした気になるところがあったりするので、良く見ていると、犯人が解る!?
自分は終盤までは分からなかったけど、血だらけであの人が倒れていて、もしかして???ってね。


そうそう、18歳未満は観られないので、ほんとゴア描写満載なので、苦手な方は要注意(汗)
一応、そういった描写のほとんどは予告編で観られるシーンのみに近いので…
予告編を見ていれば、身構えて観ることが出来るとは思います。
個人的には、そこまで怖くはなかったかなぁ…と♪
痛々しいシーンは耳のシーンかな…。


あとは、ちょっとした伏線が終盤に活きてくるのが良かったです!
指輪とか、ジェシカのCMの逸話とか、ブレスレットとかとか…
考えてみると、全てジェシカ関係だ!

ジェシカ役のネル・ヴェルラークは今作ですっかりホラークイーンになったかも。


エンドロール後にも映像あり。
NGシーンです♪


ヒットを受けて、早々に続編製作が決まったようで…
ジョン・カーヴァーの恐怖はまだ終わらない?
楽しみです!!
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