松田

サンクスギビングの松田のレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.2
こんな恐ろしい祝日はいらない!?
イーライ・ロスがマジでやりやがった!!
とにかくグロい、文字通りの出血大サービス!
感謝祭というまだ日本に馴染みの無い祝日を舞台に、食欲を撃滅する恐怖の飯テロが発生!!

今作は突然の音と描写で吃驚させるジャンプスケア…よりもタチが悪くて心臓にも悪い!
予告でも出ている本当に耳が痛くなりそうなシーンを始めとする痛覚を刺激するシーンが満載。
視覚的にも来るぞ来るぞと分かっていても怖いし吐きそうなゴア描写が盛り沢山。
実はイーライ・ロス監督作品のスプラッタは初めて観たけどとにかくグロかった。

今作の殺人鬼、無機質なお面の表情が怖いジョン・カーヴァー。
その正体を含めて様々な伏線が張り巡らされていて展開が面白かった。
フェイク予告から16年後に作られた事もあって今やすっかりSNSが日常になった。そんな時代性も取り込んでいた事も印象的で、今さら作った事を美味く取り込んでいた。

今作の予告を見た人もフェイク予告を見て楽しみにしていた人も絶叫したくなるアトラクションのような映画だったと思う。それもあって映画館で観た方が絶対に面白い!
そんな血と臓物のスプラッシュマウンテンに乗るなら劇場に急いで!
ただし券売機や売店に行列があっても品行方正に並ぼう!そしてこの下品極まりない祝日を楽しもう!
松田

松田