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エイリアン3のmoneのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン3(1992年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

やたら酷評されてるけど、かなり好きだったよ??!!
わたしがデヴィッドフィンチャー贔屓してるからだと思うけど!!笑

だってまず画がいい。良すぎる。
フィンチャー感満載の人物を舐めるようなアオリ。威圧感強すぎ。
血の飛び散り方とかグロの魅せ方(本当に直前まで見せる。ニュートの遺体とか)とかが本当にカッコいい。
黄味がかっててノイジーな雰囲気も好き。

話に関しても囚人惑星って土地の設定がまず好きだし、リプリーの紅一点感が際立ってて良い(そして、彼女にとって一番危険な環境でもある)
そしてメンズがかなり魅力的。
知的な医師(?)とわりとすぐにいい感じになり、人間味を見せたところで脱落、そして黒人牧師(?)はリプリーのために命を投げ出す始末、、、
最初は情けなかったり非人道的な囚人仲間と協力してエイリアンを仕留めるまでの展開もアツかった。(エイリアン犬の視点のカメラワークは面白かったけど、多用しすぎて若干飽きた)

武器のない世界で決着をつけるために「溶鉱炉」が重要な役目を果たしていて、
途中のニュートたちを火葬するとき、「終わりは新しい始まり」的なことを黒人の人が言ってて、その時はニュートの死→エイリアンの誕生という二つの意味がかかっていたけれど(事実、ここのカットを交互に見せるところが最高にカッコよくて示唆的だった)、
ラスト、リプリーが決着をつけるために使っていたのがまた良かった。リプリーの死、そしてエイリアンの誕生が同時に起こる。テーマ的なものが映像的で描写されててかなり好きだったな。

バストアップしか残ってない満身創痍なビショップと最後の会話をするシーンが個人的なハイライト。
彼が最後どう見ても悪人な人間として出てくるのも良かった。
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