つるぎたけし

バーン・クルア 凶愛の家のつるぎたけしのネタバレレビュー・内容・結末

バーン・クルア 凶愛の家(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

良質なタイ産ホラー

前半に関してはかなり緊迫感のあるホラー描写が続き、何か得体の知れない現象が理解できないまま物語が進んでいく様はホラーの王道と言える

中盤以降で違った視点から物語をなぞらえる羅生門形式もわかりやすく、最後の真相が明かされるパートで一応全ての話が繋がる感じも悪くない

父親の狂気が無ければ今回のような悲劇は起こらなかったかもしれないので、全く感情移入出来なかったけど、これも作り手の狙い通りなのだろう

勿論黒幕が全て悪いとも言えなくないが、最初からまともでない人達と関わるきっかけを作った側に責任が無いのかという話

今年鑑賞したタイ産ホラーで一番見応えがあった
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