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若き見知らぬ者たちのmellyのネタバレレビュー・内容・結末

若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

飛び込み鑑賞。この映画館は飛び込みで入るとこういう映画に当たりがち。でもレビュー読んでたらなにも知らずに見たのがよかったのかなと思った。リアリティがないとか、なにが伝えたいのかとか、考えなかったけどな。苦しくて苦しくて苦しい毎日があって、報われず、理不尽に、命が奪われて、起こったことを順番に、わたしはちゃんと受け取れた。冗長と言われれば冗長なところもあったかもしれないけど、見ていられたから。苦しいだけで苦しいだけでというだけだったらどこかで見ていられないと思ったのだと思うけど、最後までちゃんと見ていられたのは、ストーリーだけじゃない良さが何かあったからなんだろうなと思う。ストーリーについて考察とかはいい意味でしなかったように思う。起こったことを順番に。

全ての暴力から自分の範囲を守る。大切にしたい。


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まぁそれはそれとして地獄だったな。ものが多い実家の息苦しさって本当に嫌だ。めちゃくちゃ家の片付けしたくなった。ずっと暗くて匂いがこもってる気がする映像で、家の中か夜か曇り空で、一回だけ流れた爽やかな風が吹いてきそうな夕焼けのシーンがとても印象的だった。ようやく息が吸える、と思った。こんな人生でも、どうやって幸せになろうかとわたしは思えたよ。どうやって幸せになればいいんだろうって。幸せになれないとは思ってなくて、ただ、どうやって幸せになればいいんだろうって思った。幸せになりたい。
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