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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界のWNTのレビュー・感想・評価

3.9
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルとなったリー・ミラー。

モデルから報道写真家へと転身し、戦争の最前線を駆け抜けた彼女は過酷な現実を映し出す。

終わらない戦争と消えない記憶。

歴史を繰り返さないために写真を撮り続ける姿に惹きつけられる。

残された女性たちの生活に寄り添い、戦後を捉え続ける。
自分の心が壊れそうになっても報道写真家として情熱的に生きてきた。
彼女の後悔が垣間見えるラストがとても良かった。
完璧な人間なんていないけれど、犠牲が大きすぎたのだと感じた。
リー・ミラーが残した写真は凄惨な過去を知るために必要なこと。

豪華キャストも見どころ。
友人役にマリオン・コティヤール、ノエミ・メルラン。ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、アレクサンダー・スカルスガルド等、縁起は揃いで眼福でした。
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