このレビューはネタバレを含みます
最後の5分で泣いた。
と言うか、正直クライマックス手前までは退屈だった。もちろん、最後のそれを伝える為には必要なんだけど。
犬とロボットにそれぞれ新しいパートナーがいたから最後はハッピーエンドになってると思うけど、例えばどちらか片方が孤独なままで…とか考えると簡単に喜べない気もする。
でも、結局は人生ってコレの繰り返しに過ぎなくて。
ずっと1人の相手と一緒にいる事が美談でも無ければ幸せでも無いと思ってる。
ただ、ずっと一緒に居るからこその境地に辿り着ける事もある。
それは結果論でしかなく、結果を受け入れるしかないのが生きる事でもあるからなとも思う。
しかし自分にとって、価値観がガラリと変わった相手とか、何か大きな気づきを得られたみたいな相手はスペシャルになってしまう。
でもそれは、大切な思い出として胸にしまっておいて、時々取り出してみるくらいが丁度いい。
だから、ロボットが家を飛び出して犬の所に行かない決断をしたのは、そういう事なのかなと。
2024-57