風の旅人

勝手にしやがれの風の旅人のレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
3.5
自動車泥棒を生業とするミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)は、盗んだ車の運転中に白バイ警官に見つかり、咄嗟に拳銃で射殺してしまう。
ブレーキもバックも知らない男は、ただ目的(未来)もなく、現在を刹那的に生きる。
彼はガールフレンドのパトリシア・フランキーニ(ジーン・セバーグ)と行動を共にする。
殺人を犯した男はしかし、罪の意識に苛まれることなく、それを知った女も頓着しない。
「殺人」という決定的な出来事をよそに、男と女は取り留めもない会話を重ねる。
サングラスのつるを口に咥えるパトリシアの仕草がエロティックだ。
風の旅人

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