The Dead Don't Hurt(原題)を配信している動画配信サービス

『The Dead Don't Hurt(原題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

The Dead Don't Hurt(原題)
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

The Dead Don't Hurt(原題)が配信されているサービス一覧

『The Dead Don't Hurt(原題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

The Dead Don't Hurt(原題)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『The Dead Don't Hurt(原題)』に投稿された感想・評価

[過ちに気付いた男と気付かせた女の西部劇] 40点

ヴィゴ・モーテンセン長編二作目。開始早々病没するヴィッキー・クリープスもといヴィヴィアンとその遺体を埋めるヴィゴ・モーテンセンもといオルセン…と思ったら、クリープスが死ぬ前と死んだ後の物語を交互に語るという構造だった。ヴィヴィアンの死は時系列的には真ん中にあるのだが、物語的には最初にあるおかげで完全に"冷蔵庫の中の女"にしかなってないのが残念ポイント。オルセンは故国デンマークでの戦争に参加し、勝利はしたものの帰る場所もなく渡米したという過去を持っているが、家庭を顧みずに楽しいことだけするという"西部的な"性格は勿論変わらず、一方のヴィヴィアンは幼少期に父親を亡くした過去を持ち、ジャンヌ・ダルクみたいに戦いてえ!という進歩的な考えを持って、金持ちボンボンからのしつこい求婚を蹴ってオルセンについて西部へとやって来たのだった。前作同様、極めて単純化した構造と分かりやすい悲劇性を絡めるという面白味のない、しかもそれを130分もダラダラと続ける腹立たしいくらい凡庸な映画である。映画を見るに多分良い人なんだけど、正直モーテンセンに監督の才能はないと思うので、有名俳優だからってチヤホヤすんのはよくないと思いまする(ショーン・ペンもね)。同じ映画祭でモーテンセンはリサンドロ・アロンソ『Eureka』の西部劇パートにも出演していた。本作品の1/4くらいの上映時間だったが、そちらの方が明らかに面白かった。ヴィッキー・クリープスは頑張って魅力的に撮られていることだけは評価したい。
トロント国際映画祭にて。

ヴィゴ・モーテンセン監督2作目、脚本主演製作作曲も兼任。
男性支配的な王道西部劇の世界の中で女性が生き抜くフェミニズム映画的解釈もあるラブストーリー。
性暴力が絡む話できつい部分はあるが、コテコテな西部劇があまり得意でない人にもいいかもしれない。

妻を亡くした移民で武骨なボルガーと、裕福(で不快)な商人と関係を終えたばかりのヴィヴィアン(フランス系カナダ人?)が出逢って惹かれ合う。
南北戦争がはじまりホルガーが戦いに向かいヴィヴィアンは一人で生きていかざるを得ない状態。
そこで典型的西部劇の悪役がやりたい放題。

傷つきながらも勇気を失わなかった女性ヴィヴィアンを演じるヴィッキー・クリープスがぴったり。
怒りを覚え復讐心が燃え上がりながらも、復讐は何も生まない、ヴィヴィアンの痛みを受け止め、新たな幸せを築こうとするホルガー。
ヴィゴはすごく良い役を自分で演じていた。不器用だけど優しい。
暴力的な話だが、それを優しく包み込む展開が良い。

ホルガーと暮らしても自立心を持ち続け、男性に護られるという古い価値観に囚われないヴィヴィアン、なぜそういう考えなのかは彼女の少女時代まで遡りわかってくる。

暴力の世界を生きてきた二人の愛の物語、しかし、冒頭にあったシーンを思い出すと……。

テンポはゆっくりだったが、主演の二人がとにかく良いのと、甘いだけでも辛いだけでもない、優しさと暴力と自立の物語としてよかった。
tm
-
2025/02 自宅にて

いずれこの崇高な傑作について何事か書かねばなるまい。いまはひとまず思いがけぬ真の傑作に遭遇したという記録だけを。