【いのり】36
映画としてどうこうというより、記録としてとても貴重かつありがたくてうれしくて楽しい。
メガネ・ひげ・低身長というなんだか親近感しかないキャラクター、リム・カーワイ監督が、全国のミニシアターを回り、客席に座って館主と話をする。基本それだけの映画。
でも、いつかは行ってみたい、または昔行ったけどそうかまだかんばってくれてるんだ、みたいな映画館の客席が見られるだけで幸せなんです。おれもいつかここのシートに座りにいくから、それまで頼むから営業を続けてくれよな、と祈りたい気持ちでいっぱいです。首里劇場はほんとうに残念だったなあ。3年前那覇行ったのに体調不良で寝込んでしまったのが悔やまれる。
今回この映画には入っていないミニシアターもたくさんあるので、ぜひパート2をつくってほしい、そしてできればピンクの専門館も回ってほしい。それこそもう、風前の灯だから。
