鑑賞日:2024年1月8日
パンフレット:800円
お前だけは、許さない――!
原作未読。
有名な武侠小説らしいけど…。
他の方のレビューを読むと、見慣れない漢字が多くて、
さらに登場人物も多くて、分かり辛いと書かれているけど…
そこまで分かり辛くもなく、たしか見慣れない漢字表記が多いものの、何となく読めるし、フリガナもふってくれているしで、決して難しいとは思いませんでした♪
ただ、ストーリーに関しては、かなりフワッとしている感じだったような気がする(苦笑)
内容をかなり詰め込み過ぎたのかなぁ…と。
登場人物に関しては、こことここが敵対していて、ここが味方になってくれて…というのが、なんとなく解れば楽しめるはず。
今作の注目はなんといってもドニー・イェン本人が監督をして、
アクション監督に「るろうに剣心」シリーズの谷垣氏を起用したことですね♪
どちらも見事なまでの”仕事”をしてくれています!!
映画は、家の前に置き去りにされた赤ん坊を喬三槐とその妻が育てることにするシーンから始まります。
成長した赤ん坊は喬峯と名付けられ、少林寺での修行を経て、丐幇の幇主となる。
そんな中、副幇主の馬が殺害され、喬峯はその犯人に仕立て上げられてしまう。
さらには喬峯は宋人ではなく契丹人だと馬の手紙には書かれていた。
幇主の座を追われた、喬峯は養父母の元を訪れるが、何者かの襲撃に遭っており、養母は既に亡くなっていて、養父が目の前で息を引き取る。
続いて、少林寺の玄苦大師に会いに行くが、大師もまた既に殺害されていた。
喬峯は養父母、大師殺害の犯人にもされてしまうのだった…。
物語をかなり詰め込んでいるのが、分かり辛い原因だとは思う。
なので、いっそのこと2部作くらいにして欲しかったのが正直なところ。
ま、ストーリー云々よりも、とにかくドニー・イェンのアクションに注目ですー♪
谷垣健治さんがアクションシーンを監督しているので、「るろうに剣心」のアクションに通じるものがあるというか…
あれの数倍凄いシーンが多いですよ~!!
剣戟シーンもスピード感が半端ない!!!
そして、久々のワイヤーアクション全開の作品なのも、懐かしくて良かったー!
「グリーン・デスティニー」や「マトリックス」のユエン・ウーピンも自分のお気に入りだけど、谷垣さんのアクション演出もサイコーだった!!
やっぱりワイヤーアクションはカッコいいのよ。
さらには、喬峯の”降龍十八掌”にも注目ですね。
もう「ドラゴンボール」の世界!?
喬峯が仕組まれた陰謀に迫っていく展開はハラハラドキドキし、
いろいろな人物の思惑もありので、最後の最後まで楽しめました♪
でもって、ラストはまさかの…(略)
こりゃ続編作るっきゃないでしょう!
久々に本場中国のこの手の作品を観たが…
やっぱり面白い作品は面白い!!!