レオピン

男物語のレオピンのレビュー・感想・評価

男物語(1998年製作の映画)
3.6
チェ・ミンスさん
笑顔がいいです 肩幅が広いです 男要素ムンムンの方です

暴力に生きる男がある日突然、ALSと診断され余命宣告を受ける。

どこまでも不器用 愚直なまでに定められた道を歩む。愛車のヒュンダイの4WDがそんな彼にぴったりでした。

男物語とは、このやくざ者ボンマンの、別れた子供との、そして舎弟との絆を描く。余命要素がやや強引なんだけどまぁ許せ

男たちの顔がよすぎた。 
チェ・ミンスは時折り、イ・ビョンホンと見間違う角度がある 特に笑ったとき
舎弟のパク・サンミンは若い桑田佳祐似 
二人とも感情表現が巧くて、いい役者だということが一目で分かる

この弟分がいつもボコボコに殴られ蹴られてさんざんなんだけど、それでも兄貴兄貴と慕っていく。(哀川翔っぽいVシネマっぽい人だと思って観てたが、この人あの『将軍の息子』の人か)

ボンマンは子どもと触れあう中で険のある表情も優しくなっていった。遊園地で残された時間を共に過ごす。

舎弟のトッキの前で、自分は生き方を間違えてきた気がするんだとこぼす。弟分や部下の前で素の自分をさらすというシーンにやたら反応してしまう。『ソナチネ』のたけしと寺島の間にもそんな会話があった

もうやめたい やめる理由もできた なのにやっぱり渡世の義理を選びとる
イ・テランの哀感も 子役の演技も もう古い日本映画を見ているようでした。

自分が生きる時間がもういくらもない。そんなときあとに残してやれるものは、思い出か、時間か、お金か、、、人それぞれ違う
ボンマンは自分の生き方を肯定したかった。そして伝えたかったのだろう。子供には自分のようになって欲しくないと願いながら・・・

父の背中ということを考えると誰もが哀愁に包まれます。あっさりばっさりとその後を描かない終わり方もきいていた。


憎い敵派閥の男にシン・ヒョンジュン
医師にミョン・ゲナム
泌尿器科医師にパク・クァンジョン
親分にキム・ハクチョル

⇒7歳の子供に包茎手術をうけさせる 韓国では普通なのか!

⇒制作会社の経営危機から完成が危ぶまれたそう。チェ・ミンスはノーギャラ シン・ヒョンジュンも友情出演とこちらも男物語だった
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