レオピンさんの映画レビュー・感想・評価

レオピン

レオピン

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晩秋(1981年製作の映画)

3.8

秋なのに寒々しいラストカット 
ハングルの大きなフォントがアバンギャルドだった

シネマート映画祭では注目の1本だったでしょう。
台詞は最小限、役者の演技で見せる。細かい事情は最後の方までよく分からな
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ハミング(2008年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ハァ〜 倦怠期カップルでなくても 別れ際って 大事やな・・・

「アンビリバボー」のような奇跡展開キターと思ったが、あんまりスピリチュアル方向には行かなかった。

冷たい態度をとってしまったあの日、事
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帰天図(1996年製作の映画)

2.6

死期の近づいた王は王家の血を絶やさぬため、伝来の技・時の扉を使って后を別の時代に逃す。護衛には王の親衛隊の二人がつく。王朝が生き延びることに危機を感じた日本の侍がその後を追う・・・

韓国の武士が中世
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男物語(1998年製作の映画)

3.6

チェ・ミンスさん
笑顔がいいです 肩幅が広いです 男要素ムンムンの方です

暴力に生きる男がある日突然、ALSと診断され余命宣告を受ける。

どこまでも不器用 愚直なまでに定められた道を歩む。愛車のヒ
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アルバトロス(1996年製作の映画)

3.0

日帝時代を共に過ごした親友同士で恋敵でもあった二人の男がそれぞれ南と北に分かれて戦ったのち収容所で運命の再会を果たす、、

いや好事家すぎだろ この作品は😆

内容的には、どこか80年代のジャンク映画
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最後の防衛(1997年製作の映画)

3.1

97年公開 フィリピンロケ

最後の戦闘シーンはまぁ頑張ったかな

補充兵、今でいう「社会福祉要員」
何かしらの理由で現役兵としての任務が難しい場合に、行政など公共機関で勤務するという
この「防衛隊員
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あきれた男たち(1998年製作の映画)

3.8

チャン・ジン監督1作目
演劇畑の監督らしい ぶっとんだ演出

いきなりド派手なミュージカルかと思いきや、詩情あふれるシーンにほっこり
影絵のところなんか中々じわじわくる

一見、収集のつかない矛盾だら
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なんでウチに来たの?(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

瞳のアップから瞳孔開きっパで正座して見てしまった

カン・ヘジョン あだ名が不法滞在者なんだって ピッタリすぎるキャスティング😆

所持金わずか240ウォンで死体で見つかった女 その女との関わりを尋問
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ミスター・コンドーム(1997年製作の映画)

3.5

97年作品
90年代のTBSドラマ感が漂う。
こういう髪型の男性ってたくさんいたよなぁ
アンタ誰やねんという主演の男性はキム・ホジンさん、ちょっとトゥー・ビー・コンティニュードの人に似てないか

もっ
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家門の復活(2006年製作の映画)

3.1

「家門の栄光」シリーズ第3作 英題「Marrying the Mafia」
前作「家門の危機」では、やくざの名門、白虎(ペッコ)家の長男が検事と結婚し、稼業を捨ててキムチ会社を起こすところまでだそうな
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オーバー・ザ・レインボー(2002年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あー やきもきしちゃうわねー

みんな分かってる この人なんでしょ😙

記憶喪失というとこの頃の韓流では定番ネタでしたが、ジンスの成長に絡めて見ると別の見方もできそう。

誰しもというわけではないが、
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.8

2013年大ヒット作 

七番房の仲間たちには、ゼロ年代によく見かけた役者たちが勢ぞろいしていた。みんないい顔
保安課長のチョン・ジニョン(鄭進永)と、火をつけて暴れる囚人のパク・サンミョン(朴相勉)
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がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

3.9

小麦粉は体に悪いんだ


「野に咲く花のように~」の裸の大将を思わせるチャ・スンウォンさん
誰もが振り向く美丈夫なのに、なぜかヘアスタイルはパンチパーマ?

韓流定番の難病モノ。でも随所にそれを逆手に
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戦火の中へ(2010年製作の映画)

4.0

観終わってからのこのタイトルがまた泣ける。。

英題は『71-Into the Fire』
朝鮮戦争の序盤、南進してくる人民軍を防いだ71人の学徒兵がいた 

怒涛の人民軍 画面いっぱいに雄叫びを上げ
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オペレーション・クロマイト(2016年製作の映画)

3.8

【成功確率 5000分の1】

仁川上陸作戦でもう1本 朝鮮戦争の序盤の転機となった一大反攻作戦

戦争映画としてはあまり見るところが少なかったが、『ミッション:インポッシブル』みたいな追いかけっこム
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

3.7

仁川(インチョン)上陸作戦の陰で犠牲となった学徒兵772人 平均年齢17歳・・・

わずか2週間の訓練で戦地へ押し出された学生たち。満足な装備もなく、認識票すら与えられず、それでも彼らの国を護ろうとい
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ノーザン・リミット・ライン 南北海戦(2015年製作の映画)

4.0

2002年6月29日 日韓ワールドカップ、トルコとの3位決定戦のちょうどその日に、延坪島の近く いわば海の38度線とでも呼べる場所で起きていた出来事
 
西海交戦 または 第2延坪海戦 

いやー 昨
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夢は叶う オン・ザ・ピッチ(2010年製作の映画)

3.6

ヒディングは韓国人ですか?

2002年日韓ワールドカップ 奇跡のベスト4を成し遂げた韓国代表
あの試合、一番盛り上がっていたのは38度線の最前線にいた北の兵士たちだった?

韓国人よりも代表選手に詳
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刑事コン・ピルドゥ(2006年製作の映画)

3.7

おじさんここで何してるの? 最近泥棒が多いけど ひょっとして (ホクシー)

韓国映画では印象に残る出前持ちというのをよく見かけるが、この作品のジャージャー麵の出前に来た子も👍

ちなみに、歴代威勢の
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ドゥ・ザ・ライト・シング!(1997年製作の映画)

3.3

シネマートの「韓流映画祭」でやってた作品が配信にあがっている。なんとなく居島一平に似てなくもないパク・チュンフンを見たくてチョイス。

97年3月韓国封切
画面が一見して古いw 音を消して見ると古い香
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ホリデー 有銭無罪 無銭有罪(2006年製作の映画)

4.0

油断したー
なんか軽めのケイパーものかなと思って観たら胸アツ過ぎた アジア映画を見たという気になるわぁ

あいかわらずの社会的事件の映画化への意欲がスゴい。これも実話。88年秋、ソウル五輪で沸き立つ国
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アタック・ザ・ガス・ステーション!(1999年製作の映画)

4.1

全員 ドタマ伏せろーー

若き布袋寅泰にそっくりなキム・スロがジャージャー麵の出前にやってくる これだけでもううれしい✨

やくざコメディ(チョポクコメディというらしい)の走りといえるこの作品。正直、
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狼たちの墓標(2021年製作の映画)

3.5

原題 江陵 (カンヌン)

平昌オリンピック招致で沸くリゾート地の街が舞台 へぇ~

タイトルに狼とか男たちとか つけがちよな 20年30年前の香港ノワールの影響だな。

全体におっさんのツーブロック
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

産むなら捨てるな 捨てるなら産むな

初めはこんな標語のようなことを口にしていたペ・ドゥナの刑事。観客の代表でもある彼女がどう変わっていくか。ウソンを囲む疑似家族にあの産神おじさんたちだけじゃなく、こ
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PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

4.2

『テロ、ライブ』の進化形 発展形

冒頭のエイハブのリーダーぶり デキる男感から一転のっぴきならない状況へ
オペ室が一瞬にして地獄へ。動けない 出れないからの建物崩壊 世界崩壊のドリフ感 もう笑うしか
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依頼人(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

弁論に仕掛けられたたった一言の罠が、『評決のとき』に似ている。

カン弁護士も同じように陪審員のハートに訴えかける。
今 後ろのドアを見ませんでしたか?

この感情に訴えるという手法。ドラマとしては面
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真犯人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『パーフェクト・ドライバー』のソン・セビョク、『幼い依頼人』のユソン W主演

これドラマだったらもっと成功したかもな。時制をいじったりしていてやや混乱するが、二人の迫真の演技がものすごいノイズでw
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ザ・メイヤー 特別市民(2016年製作の映画)

3.8

みなに嘘を真実だと思わせる それが選挙だ

3期目を狙うソウル市長。同じく3期目を狙う東京都知事はこの映画を見たのだろうか。実際にああいうこと言ってそう。なんせあんなデカい経歴詐称を人びとに大したこと
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

ユーモアとダークさ
一瞬のカットで残虐を見せるところが、「TOKYO TRIBE」の井上三太とかのストリート系漫画を思い出す。
ゆるゆるできたかと思うといきなりのバイオレンス

球場でのバット ベンチ
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パイプライン(2021年製作の映画)

3.6

うーん
シナリオが散漫というか 匂わせのようなものがちょっと多かったなぁ

それぞれ訳ありのチームメンバーたち
ピンドリには離れて暮らす母が でもなぜ母が弱点なのか クソ将軍にかくまってもらう理由は?
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.7

昔、「たけしの元気が出るテレビ」の企画に100人隊というのがあった。突然住宅街の角から集団が現れ追われるという。真っ先にあれを思い出したわ 笑

ゾンビの新しい見せ方に定評があるヨン・サンホさんの原作
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マリオネット 私が殺された日(2017年製作の映画)

3.6

わー アジョシのアイツがいいアジョシ!

韓国社会を騒然とさせた「n番部屋事件」がモチーフ
えっこの子キム・ダミ?とか思ってたら怒り心頭の吐き気を催す展開に。

だが後半のツイスト どんでんが逆効果。
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.7

修羅場ラバンバな映画というと、『バージニア・ウルフなんかこわくない』とか、アッパー層の宴会というと『アイズワイドシャット』なんか思い出す。

ピカピカの高級分譲マンションに集まるのは美容整形外科医に精
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君の誕生日(2018年製作の映画)

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息子の残したパスポートにスタンプを押してくれとせがむ父
近所に響き渡るほどの慟哭の叫び声をあげる母
お風呂に入ってもシャワーだけで浴槽につかることができない幼い妹

時がとまったまま それでも生きる人
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

面白ーい 

無理やりにピッチングに例えるなら低めに球を集め無駄に変化球を投げない そんな硬派な所に好感
何と言ってもハイレベルな撮影照明編集がそれを支え、何よりシナリオの巧さがあった

序盤の葬儀場
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.6

フゥ~ またしてもしんどいものを見てしまった
見る際はくれぐれも自身の体調と相談の上で

あの髪をしばるというカットを挟むことでセンセーショナルな部分はおさえ気味かなと思ったが、やはりそこは韓国映画。
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