レオピンさんの映画レビュー・感想・評価

レオピン

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さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.3

A WAY OF LIFE
彼らは時代を生きたってコピーがかっこよすぎ

暴動のあと警察の車に押し込められた時のジミーの表情 ヤレヤレ ロッカーたちと一緒くたに捕まってしまったが一体俺は何と戦っていた
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夜叉(1985年製作の映画)

4.2

男なら出たり入ったりするな

昔近所にいた猫に高倉と名付けていた。何も言わずにひょっこりいなくなり気づいたらまた戻ってきている、傷なんか負って。猫なら出たり入ったりしても怒られない。

よく地上波放送
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.8

【愚兄賢弟】

ミッキー・ウォードの自伝を元に映画化。

今やすっかりボクシングに疎いですが、ゼロ年代ぐらいの日本人選手の試合は大体観てたなぁ。ボクサーの名前は大体「ろくでなしBLUES」で覚えたし、
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勝利への脱出(1980年製作の映画)

3.8

今やめると 心が一生傷を負う お願いだ

師走>年の瀬>お歳暮>ハム ということでスタローン作品を。
80年というと「キャプテン翼」の連載直前かな。サッカー+戦争というナショナリズムな組み合わせ。
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

クランって言うな 団体(オーガニゼーション)って言え

あのデビッド・デュークを演じたトファー・グレイスさん。鬱病になる程苦しみながらの撮影だっとか、いやお疲れ様でした。

舞台は1972年ぐらいのコ
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評決のとき(1996年製作の映画)

4.1

最終弁論でのあのひと言の破壊力 全員を恥入らせたもの まるでオセロのようにバタバタと 一体何が起こったのか

答えはジェイクの訴えを真剣な眼差しで聞き入る陪審や聴衆たちの顔にある。聴衆たちが心の底で何
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.0

“Darkness cannot drive out darkness, only light can do that. Hate cannot drive out hate, only love c>>続きを読む

ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.6

ヨーロッパの曲とこの映画でMAD動画作ってるやついるかなと探してみたが見つかんなかった。

イッツ ファーイナル カウントダーウン!!

演習中の原子力空母ニミッツが謎の大嵐に巻き込まれ時空を超えてタ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.0

四半世紀たってフロムダスクはBABYMETALになってしまったかぁ。感慨深いよゆよゆっぺ

冒頭の酒屋のシーン(あの店員ジョン・ホークスだったんだなぁ)、
テキサスレンジャー、マイケル・パークスが無駄
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.6

93年夏公開。またタイトルにザがつく追われる系映画を観てしまった。

『ザ・エージェント』の時のトムはスカウトする側だったが今度はスカウトされる側。ハーバードロースクールを学年5位の成績で卒業。旧友の
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ザ・インターネット(1995年製作の映画)

3.4

ド直球の邦題 定冠詞ザをつけちゃうセンス たぶん会議でも満場一致で異論は出なかったでしょう それが時代の勢いってやつよ (英語圏では2016年から普通名詞のinternetへ)

96年正月映画。Wi
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ルシアンの青春(1973年製作の映画)

4.4

LACOMBE LUCIEN
このありふれた名前の青年。歴史の渦にたまたま飲み込まれただけの。。

「几帳面でいい人たちよ」とドイツ人を誉める対独協力者(コラボ)のリーダーの女。日々送られる無数の密告
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

Where is the submarine?

岸にたどり着いたSEAL隊長の「潜水艦は?」っていう台詞、これずっと頭から離れなかったよ

だってあまりにも潜水艦の見せ場が少なくって。。涙
副官との
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深く静かに潜航せよ(1958年製作の映画)

4.2

【アンラッキー7】

1943年、真珠湾攻撃から約1年あまり。
日本海域の近く「豊後水道」では、偵察中の米海軍の潜水艦が駆逐艦アキカゼによって次々に沈められていた。周囲の第7海域の名は海兵たちに忌み嫌
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

【そんなの関係ねえ】

イラク戦争の時の米軍は報道陣を徹底した統制下に置いた。いわゆるエンベッド取材。それはベトナム戦争以来の軍とメディアのせめぎあいの中で生まれた形式だったが、同時に記者は兵士と一体
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.7

「黒い9月」
元々国内に大量のパレスチナ難民を抱え込み彼らの後ろ盾として機能していたヨルダンだが、過激化するPLOに手を焼いていた。1970年9月、ハイジャック事件を機にとうとうフセイン国王は堪忍袋の
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栄光への脱出(1960年製作の映画)

3.8

3200年前にユダヤ人はこの谷に来た 昨日じゃない

イスラエル建国前夜を描いた歴史スペクタル。
年末時代劇みたいな大河な感覚で半分暢気に構えて観ていたら油断したー
最後のあの胸騒ぎ いきなり崖から叩
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

電話を使ったワンシチュエーションというとトム・ハーディの『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』なんかも近い。しかしなんでもリメイクしちゃうのね、あの国の人たちは。

なんだか声もかけづらい雰囲気。周
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明日へ(2014年製作の映画)

3.8

2014年韓国公開 原題は「カート」

2007年に起きた量販店「ホームエバー」の非正規労働者の大型解雇に端を発する労働争議(イーランド社争議)の映画化。

序盤に出てくるモンスタークレーマー。あれチ
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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

4.3

41年の『幽霊紐育を歩く』(Here Comes Mr. Jordan)のリメイク。元はボクシングの設定だったのでこの邦題なのかな。つけるなら「天国から来たクォーターバック」。転生ものの草分け。

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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.4

おう わしが取り締まられ本部の広谷じゃ

久しぶりに見たったで。ラストがニューシネマしとるのお

派出所に左遷された久能はトラックにひかれて即死。海田は警察から石油会社重役へ天下り。

拓ボンの取調室
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歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

4.2

【ボロから富へ】

1976年発表のカントリー歌手ロレッタ・リンの自伝「 Coal Miner's Daughter (炭坑夫の娘)」が原作。

スペイセクはこの時30歳。冒頭の少女時代からみるみる表
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野獣刑事(デカ)(1982年製作の映画)

4.2

刑事〈デカ〉は通り魔を追い、刑務所〈ムショ〉帰りは またシャブに狂い、気のいい女は ろくでなしを愛しつづけた……。

救いがないのが救い
脚本の神波史男には当初『クレイマー、クレイマー』の刑事版をとい
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

【多文化共生のメタファー】

かつて本能のままに肉食動物が草食動物を襲っていた世界。既にそれは石器時代のように過去のものとなっていた。

ウォルトの夢見た世界ってこれなんだなー
生まれや肌の色によらず
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

【虎穴に入らずんば虎児を得ず】

ユン・ジョンビン監督38歳。この題材でこの若さというのにびっくり。
北の核開発について探れ。この事を知っている者は3人、私(安企部室長)と部長とコードワン(↑)だけだ
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.0

これは戦闘だ 管制はもう終わりだ

公開時観に行ったけど、あのおじさんまさか本人だったとは、、、
連邦航空局の運行管理責任者ベン・スライニー。昇進した日にあんな事が起きるなんて。最初ハイジャックの報告
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祟り蛇ナーク(2019年製作の映画)

3.4

iPad 12.9インチの使い方<実践編>

僧院を舞台としたコメディというと、お寺にヤクザが逃げ込む韓国映画『達磨よ、遊ぼう!』('01)なんかを思い出す。

会社をクビになった青年と腐れ縁のオネエ
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SCUM/スカム(1979年製作の映画)

3.8

元々テレビ用に作られたがあまりに内容が過激すぎて放映禁止に。そして79年にセルフリメイクの形で劇場公開。日本では2014年に公開された。

イギリスが一気に嫌になるわ。まだ以前観た『If もしも...
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

4.6

要人暗殺といえばこの作品、古今もっとも暗殺者に見られた映画だろう。
行動力のド塊のようなジャッカル先輩にプロとは何かについて学ぶことは多い。必要なのは、なによりも実行力。そして期限。何を置いてもそれま
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偶然の恋人(2000年製作の映画)

3.7

「Bounce」のタイトルどおり、二人の男女のあっちいったりこっちきたりのトレンディ物語。
簡単にまとめると「はよゆえよお前。いつ言うんだよ。今か 今でしょ。言っちゃいなよ。何でだよ 言っちゃえよー」
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マージン・コール(2011年製作の映画)

3.8

2011年公開。J・C・チャンダー監督デビュー作にしてベルリン映画祭コンペティション候補。

21世紀はどこから始まったのかという問いがある。今やコロナ禍以降2020年を始点とする意見が多いが、この世
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.6

サミュエル後ろ後ろ 笑

大富豪の熱のこもったスピーチ。決まった・・・ 荒んだみなの心に響いたぜ。あとは締めの言葉だな よしあれにしようか、って所でー 後ろから!! ちょっと喰い気味で、、タイミングが
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マルサの女2(1988年製作の映画)

3.8

「これは私たちの美しい国日本の悪の自画像だ」

この予告編のコピーはあまりにも…

前作から約一年。昭和ラストイヤーに公開された本作。まさにバブル景気真っただ中。土地神話は留まるところを知らず金融機関
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.9

大宇(デウ)が もたないそうです・・・
(当時韓国第2位の財閥、99年にグループは破綻)

監督はこれが2本目のチェ・グッキ。原題は「国家不渡りの日」Default

ホワイトボードに書かれた社名に赤
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初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

3.8

監督は『クルーレス』のエイミー・ヘッカリング。
原案脚本にキャメロン・クロウ。22歳で書いた本作はキャメロンの自伝的作品。

もうテレビでやらないなぁ。この手の思春期映画。

『ポーキーズ』とか『超能
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.1

泣きのデミムーアに乾杯

オダメイの名は織田無道からとったってホント?

私見ですが、この作品をもっともよく受け継いでいるのは日本のテレビドラマではないかと思ってます。このヒロインの泣きをクライマック
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